トルコ一人旅ガイド

 初日(2009年8月9日)

リストマーク 出発

 AM4:15。夏は夜が明けるのが早い。既にこの時間で空は薄明るくなっていた。成田国際空港を目指し車を静かにスタートさせた。搭乗時間の2時間前には成田空港に着かなければならないが、電車では前日の出発になってしまう。バスも検討したが、お盆のこの時期、加えて高速道路の料金が1000円であるこの日は、渋滞も考えられたので、自分の車で早めに出発することにした。
 その結果なのか、それとも、そもそも混雑しなかったのかわからないが、道路はすいており、AM6:15に事前予約しておいた駐車場に到着した。駐車場から送迎バスで第1ターミナルの北ウイングへ。到着した搭乗手続きのカウンターは閑散としており、やや拍子抜けであった。

 大韓航空のカウンターはAM7:30からのオープンであったが、AM7:00頃から手続きをする人が並びだし、15分もすると長蛇の列になっていた。定刻より10分ほど早くカウンターはオープンして、すぐに自分の順番となった。ここで、成田-仁川と仁川-アタチュルクの2空路のチェックインを済ませる。



リストマーク 成田国際空港~アタチュルク国際空港

  成田空港を定刻のAM9:25に出発し、一路、韓国の仁川国際空港へ向かった。 搭乗機はボーイング747-400で3-4-3の座席配列。前の席との間隔はやや広目か。
 離陸してすぐに機内食サービスが始まる。やはり日本-韓国は近いので機内サービスも慌しい。ほぼ定刻に到着する。飛行機を降りトランジットのゲートに行く途中にサーモグラフィーで体温チェックをしている。新型インフルエンザ対策のようだ。

飛行機から①
飛行機から①
飛行機から②
飛行機から②
 仁川国際空港からの出発はAM14:20のはずであたが搭乗機のハッチが閉めれれても機は動こうとしない。なにやら韓国語と英語でアナウンスが入っているが、よくわからない。少しイライラしていると、キャビンアテンダントがなにやら書類を配りだす。あれれ?トルコは入出国カードはないはずじゃ...。
 配られた書類には「HEALTH DECLARATION CARD」。つまり、健康告知書である。新型インフルエンザの関係であろう。書類は英語とトルコ語で記載されており、おおよその意味は分かるのだが、細部で分からない単語もある...。適当に書いて間違えていたらトルコに入国できなくなる...。ヤバイ...。冷汗が伝わる。そんな時ひらめいた!そういえば携帯電話に辞書機能が内蔵されている!!おもむろに携帯電話を取り出した瞬間、そっか、飛行機の中では電源を入れられない...。でも、辞書機能があればなんとか、飛行機を降りてから記入することができる。

 12時間弱のフライトはさすがに辛い。プライベートのときは腕時計をしないし、携帯電話の電源は切ってある。飛行機の座席にはパーソナルTVもない。正直なところ、時間が分からない。あと何時間だろう...。そんな時ひらめいた!そうだ写真を撮れば、その写真に撮影時間記録されるからそれで時間が分かる!窓の外の風景ををパシャリ。そして、カメラのディスプレーで時間を見る。自分としては離陸して8時間ぐらいは経っていると思いきや、まだ4時間しか経過していない...。ゲッ...。

 2度目の食事が出終えると、トルコまで近いことが分かる。ようやくトルコに到着するんだ!と気負っているとこれでなにやらアナウンスが...。「HEALTHDECLARATION CARD」を回収するとのこと。ヤバイ...。ふと、隣の席の韓国人のほうを見ると、ちょうど記入中であったのでそれを...(ToT)/~~~

 飛行機は定刻を30分ほど遅れて到着した。入国審査を終え荷物を受け取る。そして、トルコリラへ両替をしてからタクシーで本日泊まるホテルへ向かう。タクシーの運転手は気さくに話しかけてきた。イスタンブール市街は車が多い。30分ほどでホテルに到着する。


 2日目(2009年8月10日)

リストマーク イスタンブール市内観光

市内の様子
市内の様子
 朝食を食べ終え荷物をまとめチェックアウトをする。荷物はホテルに預ける。先ずはトプカプ宮殿を目指す。ホテルの立地はトプカプ宮殿やTCDDスィルケジ駅に近いところだったので歩いていくことに。なんか距離があるなぁ...。と、思いながら歩いているとグランドバザールの入り口に着いてしまった。ホテルを出たとき反対方向へ行ったようだ...。気を取り直してトプカプ宮殿を目指す。

 トプカプ宮殿の敷地に入り、チケットを購入したところで日本語ぺらぺらのトルコ人観光ガイドに声をかけられる。プライベート半日ツアーはどうかと。€80はちょっと高いが、イスタンブール市街の道も良くわかっていなかったところだったのでお願いすることに。

トプカプ宮殿送迎の門
トプカプ宮殿送迎の門
トプカプ宮殿ハレム
トプカプ宮殿ハレム
地下宮殿
地下宮殿
ブルーモスク
ブルーモスク
ブルーモスク内部
ブルーモスク内部
ヴァレンス水道橋
ヴァレンス水道橋
 プライベート半日ツアーは、トプカプ宮殿に入り、先ず、ハレム(ハーレム)へ行く。男として、ちょっと興味津々...。
 トプカプ宮殿は小高い台地に建っており、ここから、金角湾やボスポラス海峡が広がりっているのが見える。
 トプカプ宮殿を出て、地下宮殿へ向かう。地下宮殿といっても、人が住む場所ではなく、地下の貯水池であったところである。地下にこのような構築物を作った当時の技術力に驚かされる。
 その後、ローマ競技場跡、ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)と見学し、ガイドのK氏おすすめの絶景ポイントへ。そこは、とあるホテルの最上階のオープンテラスであった。そこからは、アヤソフィアやブルーモスクを見下ろすことができ金角湾やボスポラス海峡も望める場所であった。最後に、ガイドK氏のお勧めのお店で昼食を取り、半日ツアーは終了した。

 ガイドK氏と別れてから、ヴァレンス水道橋を見学してから、ガラタ橋を渡って新市街側へ行く。歩き回ったせいか足が重い。海峡に面したレストランでビールを飲みながら休憩をする。それから、旧市街に戻りイェニ・ジャーミィへ行く。ちょうどお祈りの時間だったので、祈りを捧げている人がみられた。

 荷物を取りにホテルに戻り、路面電車に乗りカラキョイへ。カラキョイ桟橋からシーバスに乗り、TCDDのハイダルパシャ駅のあるアジア側へ渡る。



リストマーク アンカラエクスプレスでアンカラへ

旧市街の日没
旧市街の日没
 ハイダルパシャ駅はシーバスの桟橋を降りたところのすぐにある。事前にオンライン予約で本日のアンカラエクスプレスのチケットを取っていたので、ここで、チケットに引き換える。窓口の係員はチケットを投げてよこす。まったく、態度が悪い。トルコは鉄道事情があまりよくない。だから、競争もないのだろう。競争がないとサービスが悪くなる。これがいい例だろう(-.-)

 アンカラエクスプレスの出発時間まで時間がある。周囲を散策し時間を潰す。そして、PM8:00頃には、護岸から、旧市街のほうを見ると太陽が沈むのが見える。ちょうどイェニ・ジャーミィのシルエットが映し出され幻想的な風景であった。

アンカラエクスプレス①
アンカラエクスプレス①
アンカラエクスプレス②
アンカラエクスプレス②
 出発1時間ぐらい前になると列車のド付近に車掌らしき人がいる。チケットを見せると私の部屋まで案内をしてくれる。部屋は狭いがミニ冷蔵庫と洗面台が備え付けられており、冷蔵庫には飲み物とお菓子が入っており、どうやら自由に食べていいようだ。
 定刻になり、列車は走り出す。しばらくすると、車掌らしき人が来て、ベットを作ってくれる。ベットを作ると言っても座席の背もたれを倒すだけなのだが...。ベットは狭い。身長178cmの私でぎりぎりの長さ。幅は寝返りをうつのには狭すぎる。でも、列車の心地いい揺れが眠りに導いてくれた。





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