トルコ一人旅ガイド

 その他の観光地

ベルガマ -Bergama-


ベルガマの概要

ベルガマの位置 ベルガマは紀元前8世紀ごろには集落があったことが判明しているが、はっきりと分かっているのは、この地がペルガモンと呼ばれた紀元前282年からである。
 アナトリア西部を支配するアレキサンダー大王の急死後、その重臣リシマコスがこの地を支配するがシリアとの戦いで戦死すると、その代官であったフィレタイロスがペルガモン王朝を築いたのである。

 その後、ローマ帝国の属州となったが、自由都市として繁栄を続けたが、ローマ帝国の衰退とともに、この地も衰退していった。

 現在、ベルガマ市街を挟み、北部にはアクロポリス(Akropolis)、南部にはアスクレピオン(Asklepion)の遺跡が残る。

 アクロポリスは山の頂に上市、中腹に中市、麓に下市と3つの区域に分かれている。上市は王宮などがある場所で、中市にはギリシャ系住民、下市には非ギリシャ系住民が住んでいたとされる。中市と下市は発掘の途上であるため、ツアーコースでは上市のみを回ることが多い。

 アクスレピオンは医術の神アクスピオンを祀った場所で、医療施設の役割も果たしていた。しかし、ここで治療を受けられるのは治る見込みのあるものだけで、神域に入る前に予診が行われていたとされている。


ベルガマへの行き方

 ベルマガのオトガルは市街から8kmほどはなれたところにある。そのため、市街に直接入る長距離バスはないため、タクシーかバスで市街に入ることになる。

【各地からのバスの所要時間(目安)】
出発地  所要時間 
 イズミール 2時間 
 チャナッカレ 4時間30分 
 アイワルク 1時間30分 


ベルガマMap

ベルマガ
拡大
アクロポリス】
上市 トラヤヌス神殿(地図①)
上市 アテナ神殿(地図②)
上市 ゼウスの祭壇(地図③)
上市 劇場(地図④)
中市(地図⑤)

【クズル・アウル】(地図⑥)

【競技場】(地図⑦)

【劇場】(地図⑧)

【アスクレピオン】
劇場(地図⑨)
図書館(地図⑩)
治療棟(地図⑪)
アスクレピオン神殿(地図⑫)



イズミール -Izmir-


イズミールの概要

イズミルの位置 イズミールは古くはスミルナと呼ばれ、紀元前1000年頃に都市が建設されたとされる。その後、ローマ帝国やオスマン帝国などの支配下で商業都市として栄えたが、第一次世界大戦後、一時期ギリシャの領有するところとなった。その後、トルコによって奪還されたが、都市は大きくダメージを受けた。
 今日、イズミールはトルコ第3の工業商業都市として復興している。


イズミールへの行き方

 イズミールにはアドナンメンデレス空港があり、トルコ各地やヨーロッパ方面からの飛行機の就航がある。

【各地からのバスの所要時間(目安)】
出発地  所要時間 
 イスタンブール(ブルサ経由) 9時間 
 イスタンブール(チャナッカレ経由) 12時間 
 アンカラ 8時間 
 ベルガマ 1時間45分 




コンヤ -Konya-

コンヤの概要

ネムルトダーゥの位置 コンヤはトルコ最大の面積を持つコンヤ県の県都で、その歴史は紀元前6000年ごろまで遡る。
 コンヤ近郊にあるチャタル・ホユック遺跡からは、当時、農耕・牧畜などの文化があったことが分かっている。
 11世紀にはルーム・セルジューク朝がコンヤに首都を移した後、カイクバード1世(在位:1219~36年)の治世のときに最も発展をした。



コンヤの行き方

 コンヤには空港があり、イスタンブールからは1日3便就航している。オトガルは市街から15kmほど離れており、ドルムシュで30分ほどである。

【各地からのバスの所要時間(目安)】
出発地  所要時間 
 イスタンブール 10時間 
 アンカラ 3時間30分 
 ネヴェシェヒル 3時間30分 
 デニズリ 6時間 








Copyright © 2009 トルコ一人旅ガイド All rights received.