トルコ一人旅ガイド

 エフェス-efes-

エフェスの概要

エフェスの位置 エフェスはギリシャ語でエフェソスとも呼ばれ、古代世界の七不思議のひとつアルテミス神殿を中心に発展し、長らく繁栄した都市の遺跡である。
 集落は紀元前2000年頃にはできており、紀元前550年にはアルテミス神殿が建設され、多くの信仰者を生んだとされている。紀元前356年に放火により消失したが、紀元前323年には再建されている。
 エフェスは共和制ローマ時代には、アシア属州の州都として栄え、キリスト教の影響を受け、聖母マリアと使徒ヨハネは余生をこの地で送ったとされる。
 8世紀頃になるとペルシャやアラブの勢力が拡大するとこの地は放棄され、荒廃していったとされる。

エフェスへの行き方

 エフェスは、セルチュクにある。セルチュクへ行くのにはイズミールやデニズリ、ネヴェシェヒルなどからバスで移動することになる。尚、イズミールには空港があるので、イズミールまで飛行機で来ることもできる。

【各地からのバスの所要時間(目安)】
出発地  所要時間 
 イスタンブール  10時間
 イズミール 2時間
 デニズリ 3時間
 ネヴシェヒル 12時間



エフェスMap





エフェス考古学博物館(地図①)

 エフェス遺跡から発掘された出土品を展示する博物館。


 開 8:00~17:00  休 月曜日  料 2TL



聖ヨハネ教会(地図②)

 キリスト教12使徒のひとりヨハネが晩年、聖母マリアとともに過ごしこの地で没したとされる。6世紀頃に教会が建てられたとされる。

 開 8:00~17:00  休 無休  料 2TL



アルテミス神殿跡(地図③)

 アルテミス神殿は世界の七不思議のひとつに挙げられる建物であるが、現在では1本の円柱を残すのみである。
 アルテミス神殿はギリシャ神話の狩猟・純潔の女神であるアルテミスを祭ったもので、破壊と再建を繰り返したが最も古いものは紀元前700年頃に建てられたとされる。
 125年にゴート族に破壊されて以降、アルテミス神殿は存在場所も人人に忘れ去られたが、1869年に大英博物館の考古学探検隊により発掘された。



聖母マリアの家(地図外)

 聖母マリアが晩年にブルブル山で余生を送ったとされるのがこの場所である。マリアの家の階段を下りた場所には病が治るとされる聖水が湧き出ている。


 開 8:00~17:00  休 無休  料 13TL



エフェス都市遺跡

 エフェスはローマ帝国のアナトリア半島の西半分を領有するアジア属州の州都として栄えた。元々は港湾都市であったが、現在では土砂の堆積で海岸線から離れた場所にある。

体育館、競技場(地図④)
聖母マリア教会(地図⑤)
 小アジアの中心的な教会で、431年と449年に宗教会議が開かれたとされる。
浴場(地図⑥)
体育館(地図⑦)
大劇場(地図⑧)
 2万4千人が収容できたとされる半円形の劇場
下のアゴラ(地図⑨)
セラビス神殿(地図⑩)
ケルスス図書館(地図⑪)
 2階建ての大きな前門が目を惹くケルスス図書館は、2世紀中ごろにアジア州総督ケルススの息子が、父親を称えるため墓室の上に建てられたものである。
娼館(地図⑫)
古代の公衆便所(地図⑬)
ハドリアヌス神殿(地図⑭)
 2世紀前半にローマ帝国の皇帝ハドリアヌスに捧げるために建てられた神殿
住宅(地図⑮)
上のアゴラ(地図⑯)
ドミティアヌス神殿(地図⑰)
 皇帝ドミティアヌスを祀った神殿であったが、ドミティアヌスが暗殺されると破却されたとされる。
オディオン(地図⑱)
 屋根つきの小劇場で、1400人を収容することができた。


開 8:00~17:00  休 無休  料 10TL










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