トルコ一人旅ガイド

 6日目(2009年8月6日)

 パムッカレツアー

ヒエラポリス円形劇場
ヒエラポリス円形劇場
パムッカレ温泉
パムッカレ温泉
石灰棚①
石灰棚①
石灰棚②
石灰棚②
 バスはAM6:30頃にデニズリのオトガルに到着した。バスから荷物を取り出すと、旅行会社の人が近づいてきて、ツアーに参加しないかと言ってくるが、ツアーは既に予約し足ると言うと、どこのエージェントかと聞いてくる。ネヴェシェヒルでガイドのC氏に名刺の裏に書いてもらったガイドの名前と連絡先を見せると、とたん私に興味を失った顔で、「Wait here.」と言って名刺を返してきた。この人じゃないんだ...。そして、またもや待つことに。

 30分ほど待つと、また声をかけてくる人がいた。名刺の裏を見せると、その人は少し困惑した顔をしたが、ついて来いと言う。ヨーロッパ系の女性2名と彼の赤いポンコツのワゴン車に乗せられ、パムッカレへ向かう。そして、レストラン兼ミニホテルで車を降ろされると、奥から若造が出てきて、自分が迎えに行くつもりだったが、彼に代わりに行ってもらったんだのようなことを言うが、どうやら、迎えに行くのを忘れていて、たまたま、その友人がデニズリのオトガルで私をピックアップしたようである。
 ツアーはAM9:30からなので、そのレストラン兼ミニホテルで朝食を食べながら時間が来るのを待つ。
 時間になると、その若造の車に乗せられ出発する。その車のフロントガラスには大きなヒビが...。日本じゃありえねぇ~!
 車は、途中ホテルに立ち寄り、年配の日本人男性1名をピックアップ。そして、北ゲートに車をつけた。そこには、実際にガイドをするトルコ人と、韓国人の男子学生2名、韓国人の女子学生4名が待っており、8名のツアーとなった。しかし、またも韓国人...。
 
 ヒエラポリスのネクロポリスから、北大浴場跡、ヒエラポリス博物館などを見学し、パムッカレ温泉でフリータイムとなる。パムッカレ温泉はちょっとしたリゾート施設のようになっており、欧米系の人たちの多くは、水着でくつろいでいる。ヒエラポリスの遺跡にも水着のままで見学している。アジアとヨーロッパのバカンスの違いが垣間見られた。でも、歴史的価値のある場所で水着はねぇ...。
 フリータイムでは円形劇場を見学したところで、さすがに日差しの強さと、前日の夜行バスの疲れで、パムッカレ温泉の休憩所でビールを飲みながら休憩することに。ふと気がつくと、韓国人男子学生も休憩所にいて、ノートパソコンでなにやらやっている。こんなところでパソコンをしなくても...と思ってしまう。

 フリータイムが終わると、石灰棚を歩いて降りて昼食となる。昼食が終わると、バスに乗ってカラハユットへ。源泉の出るところを見学したが、いまいち...。そして、バスは順次ホテルに立ち寄りツアーは終了となる。私はレストラン兼ミニホテルで降ろされる。はっきりいって、ツアーである必要はまったくなかった。
 レストラン兼ミニホテルの隣にはバスの案内所となっており、そこの責任者は例の若造のようだ。セルチュクまでのバス代も、ネヴェシェヒルで支払った費用に含まれているため、若造に私のバスチケットはどうなっていると問いただすと、めんどくさそうに、お前のバスはPM4:10だからそれまで待ってろと言う。仕方なく待っていると、韓国人の男1名女3名のグループが、なにやら例の若造ともめている。英語に疎い私には内容が良く分からないが、どうも、何かの金額で話が違うと言うことみたいだ。激昂している若造も面白かったが、男1名女3名の韓国人グループの不思議さにもついつい目が行く。

 そして、時間通り中型のバスが案内所の前に着く。若造はバスの車掌(サービス係り?)になにやらチケットを渡し、私にバスに乗れと言う。



 セルチュクへ
 パムッカレを出発したバスはデニズリのオトガルに着く。てっきりここで大型バスにでも乗り換えるのだと思っていたら、このバスがセルチュクまで行くと言う。セルチュクで30分ほど停車してからバスはセルチュク目指して出発する。しばらく走っていると、隣のねーちゃんがなぜか私にお菓子を差し出し食べますかとと言ってくる。 一体何のつもりなんだろう?お菓子や飲み物に睡眠薬が入っていて、寝ている間に物が盗まれるということがあると聞いていたので丁重にお断りする。そうすると、それ以降、そのねーちゃんはなにも言ってこない。
 バスは途中、数箇所のオトガルに停車して、その都度乗客の乗り降りがある。そして、なぜか警察官が乗り込んでなにやら車掌(サービス係り?)と話し込んでいる。私の隣の席が空くと、警察官はそこに座ってきた。悪いことをしているわけではないが、居心地が悪い。でも、前日からの疲れでウトウトしていると、警察官に寄りかかってしまった...。ヤバイ、会釈してすぐに体を引き起こす。そうすると、警察官は大丈夫だよと言ってくれた(ような気がする)。

 バスはPM8:00にセルチュクのオトガルに着く。荷物を降ろし、キョロキョロとしていると、紳士のような感じの年配の人が近づいてきて話しかけてきたので例の名刺を見せると、それは私だと言った。そして、翌日の予定を確認したあと、部下の若いにーちゃんの車でホテルに送ってもらう。デニズリ(パムッカレ)では最悪だった対応も、ここセルチュクはなかなかいい対応にホッとする。でも、にーちゃんの運転は荒い...。

 チェックインを済ませ部屋へ入る。イスタンブールのホテルでもネヴェシェヒルのホテルでも、荷物はベルボーイが運んでくれたが、ここではそれがない。一応、「★★★★」のホテルなんだけどね...。そして、バスルームの電気が点かない...。
 夕食は宿泊代に含まれていたので、夕食をとりにいく。恒例のバイキングである。









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